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1252. 激辛ブーム [雑感・気づき]

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                          激辛グルメの数々

 あばれる君など芸能人が激辛グルメを必死に食べる番組をいくつか見ました。香辛料を大量に投入する調理人。「家族のため」「男の約束」と、大汗流して食べる出演者。どの番組も“しろうと”は最後まで食べ切る事ができず、ギャル曽根さんのような“専門家”が勝つというパターンです。視聴者の反応は賛否両論です。

 そこで、激辛食品が体にはどうなのかを調べてみました。唐辛子にはカプサイシンという刺激成分が入っており、人がこれらを大量に摂取すると、排尿障害や胃食道逆流症、粘膜炎症、吐き気、嘔吐、高血圧などの症状を引き起こすそうです。(農林水産省) 番組終了後、多くの出演者がそれらの症状に苦しんでいる様子が見に浮かびます。

 ところで人が苦しむ姿を見て喜ぶ心理、それを利用して視聴率を稼ごうという戦略、どちらも「いじめ」の構図そのものなのではないでしょうか。「大食い」が「激辛」に変わり、放っておけば「熱湯」や「激酸」などどんどん先鋭化しそうです。小学校の教員間のいじめを番組内で厳しく指弾した坂上忍氏が、昨日の番組では辛子の入ったおでん種を出演者に食べさせて大喜びしていました。子供達のいじめ問題を論ずる前に、テレビ業界が自分達の番組を再点検すべきです。

 笑点の山田君へのイジメが幾分和らいだ気がしませんか。今回も私は民放各局にこの意見を伝えるつもりです。(No.710)

〇カプサイシンに関する農林水産省の説明。
https://www.maff.go.jp/j/syouan/seisaku/capsaicin/

** 高校生のコトバ ******************************

名言 : 人気者とは、人の事を悪く言わない人。  (ひまわり)

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