1149. 「昔はひどかった」 [思い出話]
①タン壺:所かまわずタンを吐く人が多かったので、デパートの階段や駅構内、客車の床などには、金属製のボウルのような「タン壺」が設置されていました。それを掃除する人もいたのですから、今考えるとゾッとします。いたずらで、中に牡蠣(カキ)を入れた奴がいましたっけ。当時「タン壺」は、社会風紀向上のシンボルでした。
②汽車の旅:昔は蒸気機関車の旅が普通でした。クーラーがないので、夏は窓を開放します。ところがトンネルに入ると煙が車内に勢いよく入って来るので、あわてて窓を閉めました。トンネルを抜けると再び窓を開け、心地良い風に打たれながら駅弁やお茶を食べたものです。たまに雨でもないのにうっすらと水しぶきを感じる事がありました。垂れ流しのトイレの水でした。人々はあまり気にしていませんでしたが、不衛生極まりない話です。
煙草や酒席、体罰など書きたい事は山ほどありますが、又の機会に譲ります。原発問題など「昔はひどかった」と将来世代に笑われるような事、今でも沢山あります。出来る所から一つずつ改善していきましょう。
** 高校生のコトバ **************************
狂歌:もう嫌い 好きじゃないのに 思い出す 昔の自分 昔の相手 (ROSE)