1141. 良心 [ニュースより]
宜野湾市の米軍普天間飛行場があまりにも危険なので、政府は名護市辺野古の海を埋め立て、そこに飛行場の施設の一部をを移転する計画を立てました。すると沖縄県民が、珊瑚礁が破壊される事と米軍の危険性が除去されない事を理由に反対しました。政府は、「沖縄県民の気持ちに寄り添いながら…」と言いつつ「規定方針どおり粛々と進めて参ります。」と宣言しました。よくこれだけ矛盾した事が言えるものだと驚いてしまいます。かつて「米軍基地は最低でも県外」と公約した鳩山元首相も、米国や国民の協力を得られず、結局辞任しました。
日本の面積のわずか0.6%しかない沖縄県に、在日米軍施設の70%が集中しています。日米地位協定が邪魔をして、交通事故から殺人事件まで日本の司法関係者が直接捜査する事ができません。沖縄県民は、米軍から経済的恩恵を受けながらも、内心はおびえて生活しています。
私達本土の国民は、政府の強引さや無策を大声で批判しますが、提案はしません。他人事だからです。この沖縄への基地集中を本土からの「差別」ととらえ、一石を投じる運動が報じられました。それが、「沖縄の基地『本土で引き取ろう』運動」です。問題点や反対意見も多々あるとは思いますが、この良心的な動きは素晴らしいと感じます。私もこのように、心に痛みを感じたらすぐ動ける人間になりたいと思ってます。
〇「沖縄の基地『本土で引き取ろう』運動」の記事
https://mainichi.jp/articles/20190507/k00/00m/040/040000c
https://mainichi.jp/articles/20190507/k00/00m/040/040000c
** 高校生のコトバ **************************
川柳 : ジャム一つ 食パンの上は 美術館 (ブルートちゃん)