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1073. 認知症 [雑感・気づき]

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              「認知症介護あるある 岡崎家の場合」より  (YOMIURI ONLINEより)

 私の93歳の母は認知症です。若い頃の私は、認知症を一種の精神病のように感じ、できれば母にはかかって欲しくないと思っていました。しかし今は、認知症は白髪やシワのように、老いの一般的な兆候の一つと感じています。それを穏やかなものにするか厳しいものにするかは、本人の性格ばかりでなく周りの人々の姿勢にも大きくかかっている気がします。

 記憶力が薄れ、体が言う事をきかなくなったら、人は結局誰かに頼らざるを得なくなります。しかしその誰かが、「自分を利用している」「自分を早く亡きものにしようとしている」と感じたら、きっと絶望的な孤独感に苛まれる事と思います。その感情が、大声や暴力となって爆発するのではないでしょうか。

 したがって私は、母の所持金のやりくりは全て紙にプリントし、一切疑念を持たれないようにしています。幸い妻も母についての理解が深く、母の食事から衛生面、投薬等の世話をきちんとしてくれているので、母は日々穏やかに子供に還っていってます。今や車のシートベルトも一人で締められなくなりましたが、それでもニコニコしています。そんな母を見ていると、間もなく確実にやって来る老いに向けて、私も偏屈者のじいさんにだけはなるまいと心しています。

** 高校生のコトバ **************************

川柳 :  勉強で やる気が出ると 騒がしい    (可愛熟)

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