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1065. 言葉 [雑感・気づき]

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                                    落合恵子さん

 「むかし神様は黒い紙の上にレモンを一切れのせて、ちょっぴり酸っぱい夜空を作ったのではないかと思います。」
 昔読んだ寺山修司氏編集の詩集の中にこんな詩があり、「酸っぱい夜空」という表現が何とも小気味よく響きました。詩人落合恵子さんの文章も無駄がなく、かゆい所に手が届くような表現が随所に見られます。

 昨日、彼女の高齢者向けの講話をラジオで聴きました。彼女はゆっくりと、力強く語っていました。
 「これからは、かわいいお婆ちゃんになるのは、もうやめましょう。かわいいは、あくまでも他人の評価。それに合わせた人生では、本当の自分を生きてないではありませんか。」
 「人生の壁をいくつも乗り越えていらした皆さんは、もう十分自信を持ってアドバイスできる立場です。ぜひ精神的に行き詰まっている方々を本来の姿に戻す橋になってあげて下さい。」
そして「壁は、倒せば橋になる」という外国の詩人の言葉を紹介して話を終えました。

 内容も良かったのですが、今回私が彼女の講演から学んだ事は、説得力のある文章作りはどれだけ余計な言葉を削ぎ落せるかにかかっている、という事でした。きっとこの文章も、本気で推敲したらあと四分の一ぐらいは削れそうです。

** 高校生のコトバ **************************

狂歌 : 友達の どんなに重い 言葉でも 軽く思える 携帯メール  (P)

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