1042. 誠心誠意 [教育の話題]
「誠心誠意」の額
生徒達を見ていると、時々不思議だなあと思う事があります。例えば授業直前、教室の扉を開けながら「おはよう!」と声をかけても、クラス全体がジトーッと重苦しい雰囲気の時があります。嫌そうな目でこちらを見ている生徒もいます。「何かまずい事したか?」と思い返しても覚えがありません。
生徒達を見ていると、時々不思議だなあと思う事があります。例えば授業直前、教室の扉を開けながら「おはよう!」と声をかけても、クラス全体がジトーッと重苦しい雰囲気の時があります。嫌そうな目でこちらを見ている生徒もいます。「何かまずい事したか?」と思い返しても覚えがありません。
出席簿を開くと一人の生徒の欄に「テ」のマーク。「そっかー!このクラス、停学者が一人出たんだ。」と、心の中で納得します。生徒達は気づいてないのですが、停学者が出るとそのクラスの雰囲気が一気に重くなります。そして当人が教室に戻って来ると、再び華やぎます。この差は歴然としています。
かつて、ある高校で自殺者が出ました。翌日それを知った生徒達は平常心で椅子に腰掛けていられませんでした。ベランダで空をボーッと仰ぐ生徒もいれば、保健室に籠もりっ切りの生徒など、誰もが焦点の定まらない目をして、一日中ソワソワしていました。
これを見た時、私は「人間は群れで生きる生物」という事を実感しました。心の深い所で、みんな繋がっているんですね。だから私は、逆の「誠心誠意」も必ず相手に通じると信じています。
** 高校生のコトバ **************************
名言 : 人一倍がんばる=人と同じようにがんばる(?) (ひかり)