1035. 愛情 [学校生活から]
昨年度の三年生の「卒業論文集」
今年も三年生の優秀な「卒業論文」が多数出されてきました。その中で、三歳の次男をウサギ用ゲージに監禁し、殺害した夫婦についての文章が考えさせられたのでご紹介します。作者は、「なぜ祖父母が異変に気付かなかったのか?」という疑問から調べ始めました。
今年も三年生の優秀な「卒業論文」が多数出されてきました。その中で、三歳の次男をウサギ用ゲージに監禁し、殺害した夫婦についての文章が考えさせられたのでご紹介します。作者は、「なぜ祖父母が異変に気付かなかったのか?」という疑問から調べ始めました。
殺害後、夫婦は長男・長女と共に森で遺体を埋め、翌日家族で東京ディズニーランドへ遊びに行き、一週間後に六番目の子供を出産した。夫忍の母親A子は、中学卒業後に水商売の世界に入り、忍を長男に5人の子供を作った。A子は子育てをせず、子供達は全員乳児院に入れられた。忍は母親に何度も捨てられたため他人を大切に思えない人格になった。妻明美の母のB美は中学卒業後ホステスとなり、未婚のまま明美を産んだが常に近隣住民とトラブルを起こし、明美が中学卒業するまでに5回引越ししている。明美は物心ついた時からずっと母親に振り回されていた。その母親に連れられて行ったホストクラブで働いていたのが忍だった。二人は出会ってすぐに同棲し、七年間で七人の子供を出産した。今回犠牲となったのはその次男である。
何とも異様な話で、これでは祖父母も間接的に孫殺しに加担したようなものです。この無情の連鎖を止められるのは、第三者からの子供達への愛情のみという気がします。
** 高校生のコトバ **************************
狂歌 : 好きですと 言ってしまって 後悔す その一言で あなたは逃げた (かもシカ)