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483. 幸せと不幸せ [雑感・気づき]

どどいつ : そばにおっても 遠くにいても 心安らぐ 人がいい  (H.S.)

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幸せと不幸せ
 A君は父親が米国人だったため、 白い肌に青い目の大変な美男子でした。 そんな彼の人生から、 私は色々学ばせてもらいました。

 彼は中学校に入ると、 肌の違いによるイジメに遭わないよう陸上競技と勉強を人一倍頑張りました。 その甲斐あってトップの学力で進学校に入学しました。 やがてその甘いマスクは、 近隣の女子高生達のあこがれの的となりました。 大いにモテて幸せ一杯の彼は勉強がおろそかになり、 とうとう大学には行かずに東京の夜の世界に入っていきました。 容姿に陰りが見え始めた二十代後半、 彼は自分が生きていくための知識や技術を身につけてこなかった事に気づきました。 あわてていくつかの事業を試みてはみたものの知識不足のために全て失敗し、 三十代で夜逃げという悲哀を味わう事となりました。 現在、 所在不明です。

 人間の幸不幸は、 人生の途中では分からないものです。 それぞれが互いの原因となってコロコロ入れ替わります。 最期が幸せなのが一番ですね。 A君も今は幸せな人生を歩んでいるといいなあと願うばかりです。


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