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398. 生徒指導 [思い出話]

どどいつ : 友の前では 良い人なのに 親の前では 厄介者  (アッキー)

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生徒指導
 昔、 自転車で通勤していた時の事。 私の前を一人の生徒が自転車でゆっくり走っていました。 追い越しながら、 「さよならーっ」 と声をかけたところ、 彼はあわてて火のついたタバコを田んぼに捨てました。 生徒指導部に報告すれば、 三日以上の自宅謹慎です。

 「今、 タバコ吸ってたな。」 「…あぁ。」 「見過ごすわけにはいかないな。」 彼は校内でもなかなかのツワモノだったので、 これを機会に学校からしっかり指導されてもよかったのですが、 私はその時自分が見た事は自分で指導し切りたいと思いました。 「どう責任をとる?」 「…」 彼はきょとんとしていました。 「ゲンコツ3つ。 どうだ。」 「はい。」 ゴンッ、 ゴンッ、 ゴンッ。 今なら非難を浴びそうな指導ですが、 当時はまだできました。 「二度とやるなよ。」 「すみませんでした。」

 その後、 彼は私に全く反抗できない 「良い生徒」 になりました。 非行内容にもよりけりですが、 生徒指導では時に 「貸し」 を作る事も有効です。 これって親子の間でも言えそうですね。


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