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390. スキル [雑感・気づき]

どどいつ : 入学からの 三年間が あっという間に 卒業だ   (ぽんこ)

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スキル
 仙台市向山の野草園で、 和紙に植物の絵を描いている団体が作品を発表していました。 見てたら、 「描いてみませんか」 と誘われ、 久しぶりに透明水彩に挑戦しました。 モデルは蠟梅の一枝。 まず輪郭と雄しべを鉛筆で描き、 花の中央に水で溶いた黄色い絵の具を落としてみました。 すると花弁の黄色はうまく出せたのですが、 奥行きが全く出せません。 先生に尋ねると、 黄色の真ん中に緑を一滴落とすといいとの事。 言われた通りにしてみると、 みるみる緑色と周辺の黄色が溶け合い、 そのグラデーションでほどほど奥行き感が出ました。 油絵や切り絵では想像もつかないテクニックですが、 その小気味よさにしばし自己陶酔しました。

 きっと芸術のみならず、 人生のあらゆる分野に独自のスキルがあり、 それらを極めていく事が満足した人生につながるんだろうなあと感じました。 皆さん、 時間ができたら絵を描いてみるのもいいもんですよ。 本当に未熟で恐縮ですが、今回の作品を載せさせて頂きました。

 P1270407.jpg     蠟梅 (ハガキ大)


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389. 岩田靖夫先生 [宗教的感覚]

狂歌 : 妊婦さん 幸せオーラ満開で 見るとこちらも 幸せになる (たらこ)

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岩田靖夫先生
 昨日、 私の大好きだった故岩田靖夫先生 (享年82歳 仙台白百合大学名誉教授) の追悼ミサが仙台白百合女子大学の講堂で行われました。 ミサとその後の茶話会の中で、 先生のお人柄が偲ばれる色々なお話しが出されました。

 大震災の翌日、 先生はがれきの中を市民講座のために亘理から出勤された事。 ご家族が先生の生存を確認したのはその二日後だった事。 先生に何か提案すると、 まず 「それは良い考えだね」 と必ず褒めて下さった事。 昔はかなり教条的なクリスチャンで家族と対立していた事。 子ども達から見れば家庭的な父親ではなかった事…。 などマイナス情報も次々と出されて、 おやおや仏教の 「通夜振る舞い」 とはずいぶん違うもんだなあとも感じました。 しかし聞いている内に、 良い所ばかりを述べ合うよりも、 今回のように良いも悪いもみんな出した方が、 より先生のヤンチャで奥深いお人柄が身近に感じられてきました。今回、「亡くなられた事で、一層人間的にお近くに近づけた」ような不思議な感覚を得ました。

 「 裏を見せ 表を見せて 散るもみじ 」  (良寛)


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388. かしら [宗教的感覚]

川柳 :自習時間 毎日あれば いいのにな  (バルカン)

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かしら
 終業式の中で、 聖書の一節が読み上げられました。

 「あなた方の間でかしらになりたいと思う者は僕 (しもべ) とならねばならない。」 (マタイ20-27)

 サラリと聞けば、 「リーダーになりたければ、 他者への奉仕活動を率先して行わなければならない」 という人生訓にもとれますが、 その時の私はそうではないと感じました。 聖書が、 リーダーになるテクニックを説くはずはないと思ったからです。 むしろここでのかしらとは 「理想の生き方」を、 僕とは 「他者のための死」 を意味しているのではないか、 と。 そもそも 「リーダーになりたければ」 といった不純な動機で行った奉仕活動自体、 すでに奉仕ではありません。

 すると前回の脳腫瘍の彼女が、 また思い浮かびました。 短い人生の中で人々に多くの感動と気づきを与えて死んでいった彼女。 彼女は多くの人がモデルとしたくなるような 「神との関係」 の中に生き、 安心と感謝の中に死んでいきました。 キリスト教の 「かしら」 とは実は彼女のような 「神の僕」 の事なのではないでしょうか。


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387. 思い出の石鹸 [宗教的感覚]

名言 : 大会が終わった後の 部活への異常なやる気。 (ぴっぴ)

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思い出の石鹸
 数年前、 一人の女子生徒が、 「私、 単語が覚えられないんです。」 と相談に来ました。 私はすぐに言葉が出てきませんでした。 実は、 彼女は2年前に脳腫瘍が見つかり、 放射線治療や開頭手術で苦しみながら、 一生懸命学校生活に取り組んでいたのです。 病名は秘密とされ、 ご両親も本人に伏せていました。

 しかし当人は薄々気づいていたらしく、 お姉さんとの会話の中でご両親への感謝の気持ちを述べた後に、 「もう一度生まれて来れるとしたら、 またこの家族のもとに生まれたい」 と言っていたそうです。 相談から4ヶ月後、 彼女は亡くなりました。

 斎場には多くの友人や教員、 保護者の方々が訪れ、 彼女の早すぎる死を悼みました。 ご両親も憔悴されてはいましたがしっかり娘への惜別の言葉と参列者へ感謝の言葉を述べられ、 素晴らしいご家族のあり方を示されました。 参列者は言葉に言い尽くせない多くのものを学ばせてもらいました。 その時頂いたお茶の香りの石鹸は、 今も本棚から清々しい香りと彼女の思い出を私の部屋に届けてくれています。


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386. 顔 [雑感・気づき]

どどいつ : 夫婦でケンカ 味方欲しさに 二人そろって 私見る  (カモノハシ)

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  春の選抜高等野球開会式、 感動で涙がこぼれました。 緊張と誇りに満ちた選手達の行進、 君が代を独唱した足立歌音さんの美しい声、 そして被災地の方々を気遣う宣誓を堂々と行った篠原涼選手。 選手達一人一人の顔がいい。 ジャニーズ系の整った顔とは違う、 野武士のような無骨な輪郭と一点を見つめる目。 この顔はどこかで見た顔だなあと考えていたら、 明治維新の頃の日本の志士達に思い至りました。 目標を一つに絞った顔と言いますか、 それなのです。

 ソフトテニス部の顧問をしていた頃、 こんな顔をしてあちこちテーピングしながらテニスに打ち込んでいた生徒達が、 卒業して数年経つと見違えるように美しくなっていました。 やりとげた感の 「精神のファンデーション」 に裏打ちされた笑顔は、 当人を内側から輝やかせます。

 開会式の選手達のゴツゴツとした顔に20年後の面立ちを重ね合わせてみたら、 どの選手も味のある良い顔の社会人に見えて来ました。


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385. 立ち位置 [雑感・気づき]

狂歌 : 去年とは 少し違った 夏休み 家族がそろう 最後の年 (S)

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立ち位置
 時々テレビの 「あの人は今」 のコーナーに、 ギター侍の波田陽区や小梅太夫が出てきます。 厳しい事を言うようで申し訳ないのですが、 あの手の他人の悪口を売り物にする芸は決して長続きしません。 人を見下す姿勢が見て取れるからです。 人間いくら自分を高く見せようとしても自分以上にはなれません。 その点サバンナ高橋は、 悪口を言わないばかりか悪口のかわし方も上手ですね。 「ほんまっすかー」 の一言でサラリと流し、 深入りしません。

 職員室で生徒の事を 「子ども達」 と呼ぶ教員がいます。 幼稚園児や小学生ではない高校生に 「子ども達」 は失礼です。 実は昔、 私がまだ教員として自信のなかった頃、 あえてこの言葉を使って心のバランスを取った事もありました。 今思い出しても恥ずかしい限りです。 こういう教員を見ると、 「まだ自分に自信がないんだろうなあ」 と感じてしまいます。

 老子は 「上善は水のごとし」 と言って、 人の生き方の理想は水にあると説いています。 水は、 低い所に自分を置いて心安らいでいるからです。


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384. 聖書読書会 [学校生活から]

川柳 : 文化祭 どこにいるかな いい男    (R.A.)

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聖書読書会
 教員の有志で聖書読書会を開いています。 20代から60代まで参加者の幅が広いので、 色々面白い意見が出て来ます。 シスターにも入っていただき、 専門的な見地からご意見を頂いています。

 今読んでいる箇所は 「マルコによる福音書第10章」。 課題は 「男女は一体のものとして作られた」 と 「金持ちが神の国に入るのはラクダが針の穴を通るより難しい」 の意味。

 若い女性教諭が言いました。 「私は自分が不完全だと悩んできましたが、 今不完全だからいいと気づきました。」 「聖書の中の金持ちとは、 与えられた才能を使わずに貯め込んでいる人。 そのような人をイエスは厳しく戒められたのではないか。」と。 ビリビリ心に響きます。 別の女性教諭が言いました。 「真面目で本当に良い人には魅力を感じず、 危なっかしい人に惹かれるのはなぜか。」 とたんに場がパッと明るくなり意見百出、 時間がいくらあっても足りない位盛り上がりました。 確かに恋人にするには、 イエス様よりジローラモあたりの方がワクワクしそうですね。


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383. ドラマ [思い出話]

名言 : 小さな命とよく言うけれど、命に大きさはないと思う。 (M)

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ドラマ
 「♪天のお父様今ここに、 頂くご飯を感謝します。」 これは、 私が幼稚園の時のお弁当前のお祈りの歌です。 キリスト教の幼稚園でした。

 小学校に入ってからは、 親の勧めで妹と近くの教会の日曜礼拝に行き、 意味も分からず5円玉の献金をしていました。 そして大学生の時、 ひょんなきっかけで高幡不動尊にお参りするようになり、 お陰様で念願の郷里の高校教員になる事ができました。 (No.105  No.170そして30年。 定年後の職場にと声をかけて下さったのは、 キリスト教の私立高校でした。 途中で父が急逝しましたが、 菩提寺の要請もあって、 その葬儀は教会で行った後浄土宗のお寺でも行いました。私は宗教的にはバラバラです。

 たとえて言えば、 私はカヌーのように流れに乗せられてきました。 そして今最高に幸せです。 イエス様、 お不動様、 阿弥陀様、 マリア様、 それぞれ名前は違いますが、 私にとってはどなたも私を後ろから助けて下さる大きな同じ存在です。 私は自分の人生を、 神様が創作して下さる一大ドラマのように感じています。 最後の大団円はどうなるのでしょうか。 楽しみです。


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382. センサー [ニュースより]

どどいつ : 彼女のいない 理由は一つ ズボンの下げすぎ すぐ直せ  (プリッツ)

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センサー
 「ミュージックフェア」で、 ももいろクローバーZがラッツ&スターと一緒に顔を黒塗りにして歌う事になりました。 ところが、 それがアメリカでは人種差別だと大騒ぎになったのです。 議論に火をつけたのは、 ニューヨークタイムズ。 日本人は識字率や教育水準が高いにもかかわらず人種やジェンダーに対する態度はできていないと指摘しました。

 「差別」 は本当に難しい問題です。 いくら 「黒人シンガーを尊敬しているから黒塗りにした」 と説明しても、 黒人に差別意識を持ってる人は、 それを差別意識の現れと受け取ってしまいます。 人は自分の心のあり方に従ってしか相手の心を読めないからです。 一方現実に差別に苦しんでいる黒人の方々の中にも、不快に思う方は数多くいるはずです。

 表現の自由とは言っても、 一部の罪の無い人々を悲しませる表現は認められません。 人情を感じ取る心のセンサーの感度は、 常に高めておきたいものですね。 結局ミュージックフェアは、 内容をクローバーZの制服姿に変えて放送したそうです。 妥当な判断でした。

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http://matome.naver.jp/odai/2142571077887178601


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381. 鐘の音 [思い出話]

狂歌 : 線香の 香りと共に よみがえる 祖母と遊んだ 楽しき日々よ  (ケツメイシ大好き)

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鐘の音
 大震災当日、 入試の合格発表準備中だった私は、 あわてて窓から外に飛び出しました。 玄関前の一台の車の小さなテレビ画面では、 カサカサとした音声でアナウンサーが絶叫する中、 気仙沼を津波が襲う映像が流れていました。 雪が降ってきましたが、 しばらくは現実感が持てず夢うつつの状態だった事を覚えています。

 その後、 福島原発の爆発の知らせが入り、 状況の悪化を無力感と共に感じさせられました。 今でも 「直ちに健康に被害を及ぼすものではない」 との枝野官房長官の声とポポポーンの日本広告機構の音楽を思い出すと、 表現し難い切なさを感じます。 でも、 あの時の真っ暗な夜と行き交う人達が気軽に声を掛け合った風景の中に、 私は私達の原点を見た思いがしました。

 昨日の午後2時46分、 勤務校から鳴らされた鎮魂の鐘の音に、 校舎内だけでなく表通りを歩む人達もみんな足を止めて1分程黙祷をしたそうです。 ふと救われる思いがし、 これこそ尊い犠牲者の方々のなさしめる技と感じました。


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380. 白封筒事件 [学校生活から]

川柳 : さあ勉強 数分経てば さあスマホ   (蒼月)

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白封筒事件
 昔、 ある高校でいじめが横行しました。 学校で調査した結果数人の男子生徒がつかまり、 特別指導を受けました。 ところが、 実は彼らはある一人の男子生徒の手先だったのです。 しかし誰もその黒幕生徒の名前を言いません。 そこで学校は全校生徒に紙と白封筒を渡し、 この件で知っている事があれば書いて出すよう指示しました。 お陰で間もなくその黒幕生徒もつかまり、 特別指導を受けて一件落着しました。

 ところが後日、 この指導にある新聞社が異を唱えてきたのです。 「生徒にチクリを奨めるとんでもない教育だ」と。 コメントを求められた教育関係者達も、 「被疑者生徒にも人権がある。」 などと揃って同じような意見を述べたため、 たちまちその時の生徒指導部長の先生は四面楚歌になってしまいました。 私は調査後の事実確認さえしっかりやれば、 この指導は全然問題ないと思っています。 その後その新聞社を教員研修会で見学する機会があり、 私は記者の方々とこの件についても話し合いましたが、 議論は最後まで平行線でした。 皆さんはどう思いますか?


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379. 詭弁 [地歴公民科]

名言 : 「喧嘩するほど仲が良い」と言うが、お互い嫌いだから喧嘩するのである。 (mi)

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詭弁
 古代ギリシアには、 ソフィストと呼ばれる職業教師達がいました。 中には単なる詭弁を弄する人達もいたようです。

 弁論術の祖コラックスには、 テイシアスという弟子がいました。 テイシアスが授業料を支払わないので、 コラックスは彼を裁判に訴えようとしました。 しかしテイシアスは平然と言ったそうです。 「この裁判で私が勝てば、 授業料を支払う必要は無い。 負けても支払う必要は無い。 なぜなら負けた事こそが、 あなたが弁論術を十分に教えてくれなかった証拠なのだから。」 この結末がどうなったかは分かりませんが、 皆さんならこの話のオチをどう持っていきますか?

 私なら…、 コラックスには裁判を起こさせます。 テイシアスには法廷でそのセリフを言わせます。 そして判決で裁判官に語らせます。 「確かにこの訴訟、 論理的にはテイシアスの完全勝利。 しかしこの勝利は、 コラックスの弁論術指導の成果である。 したがって、 テイシアスはコラックスに授業料を支払わなくてはならない。」と。 詭弁は許せません。


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378. 予想外 [雑感・気づき]

どどいつ : 反対していた テレビゲームに 熱中している 今の父 (嵐愛)

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予想外
 「いーち、 にー、 さーん、 しー…」 大きな声が校庭から聞こえてきます。 幼稚園児達が集団かくれんぼをしていました。 首尾よく木製遊具の下に隠れる子。 隠れ場所をとられて走り回る子。 そんなヒヨコのような姿に心が癒されます。

 子どもの魅力の一つに、 予想外の行動があります。 昔、 妻が幼稚園のお姉ちゃんを叱っていると、 2歳の弟が真剣な顔で妻の足を蹴っていました。 「正義の味方」 だからだそうです。 また我が家ではないのですが、 ほぼ空っぽのジャムの瓶の中に手を入れて、 その底をなめている幼児がいました。 こんな風景を見た時、 私は一瞬小気味よく脱力して、 脳内モルヒネが出たような快感を覚えます。

 考えてみれば人生は計算外の連続です。 相手を自分の計算通りにしようと思うと、 「苦」 が生じます。 逆に、 もしそこに幸せを感じられれば 「人生は幸せだらけ」。 そんなからくりを子ども達は教えてくれているようです。 精神科医の永尾雄二郎氏が、 次のようにおっしゃっていました。 「分からぬ事が解る。 これが如来 (にょらい) の道。」


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377. 不思議体験  [宗教的感覚]

狂歌 : 必死にね 書いた作文 読み返す 一文字抜けてて 全てやり直し  (えぬ)

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不思議体験
 一昨年の私の誕生日、 息子夫婦がデジカメを一台プレゼントしてくれました。 感謝して使わせてもらっていたところ、 ある日私の世界観が変わる位の不思議な体験をしました。

 その年の暮れに、 私達夫婦は母の家の大掃除を手伝いました。 一通り済んで、 綺麗になった部屋を 「記念に」 と写真に収めていた時のこと。 お仏壇を撮ろうとしたら突然シャッターが切れなくなりました。 乾電池を新品に入れ替えても、 やはり仏壇だけが撮れないのです。 妻に話すと、 「暗いからでしょっ」 と取り合ってくれません。 そこで彼女にカメラを渡し、 同じようにシャッターを切ってもらいました。 すると案の定、 カメラはお仏壇の所でだけフリーズするのです。 その時私はパッと 「父や祖父母がそこに居るんだ!」 と感じて、 ものすごく嬉しくなりました。

 しかし私はこれを皆さんにお勧めしません。 シャッターが切れないという事は、 ご先祖様がきっとそれを望んでいないサインだと思うからです。


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376. 感情表現 [学校生活から]

川柳 : 夏休み 太宰の本で 悩み出す   (イケナイタケロー)

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感情表現
 若い女性の先生の朝のホームルームを見学しました。 彼女は、 自分が読んだ 「アルジャーノンに花束を」 という文庫本の内容を熱っぽく生徒に語っていました。

 知的障害のある主人公チャーリーが書く日記の文体が、 脳の手術を受けてから日増しに良くなっていった事。 一足先に同じ手術を受けて成功したネズミのアルジャーノンが、 やがて病変して死んでいった事。 その経過を見つめるチャーリーの視点…。 生徒達は身じろぎもせずに先生の話を聞いていました。 先生自身の感動を直に伝える事、 これこそ本物の教育だと感動しました。

 近年、 感情表現に乏しい教員が増えてる気がしてなりません。 昔、 「先生だって人間なんだからなッ!」 と猛烈な勢いで怒った先生がいましたが、 その迫力が教育には必要です。 皆さんも、 「嬉しい、悲しい、楽しい、大嫌い、大好き」と、 本音をどんどん表現してみて下さい。 敵もできるかもしれませんが、 共鳴する仲間も必ずでてきますから。 ただし老婆心ながら、 相手への 「思いやり」 だけはいつも忘れないようにして下さい。


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