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360. 言わせっぱなし [学校生活から]

狂歌 : 合唱で はりきり声出し 裏返る ばれないようにと 周り見回す  (UP)

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言わせっ放し
 中学生の 「道徳」 の公開授業を参観しました。 教材は、 古谷綱武氏の 「道はいつも開かれている」 という詩です。 どんな授業になるのか、 興味津々で臨みました。 ところが、 授業は生徒一人一人に詩の中の印象に残った一節と感想を発表させ、 それに先生が 「○○さんの意気込みはいいねえ」 などと誉めるだけの授業でした。 いわば 「言わせっ放し」で、 まとめの無い授業だったのです。 始めは拍子抜けしましたが、 やがて私は感動しました。

 日頃、 私達教員は 「教科の目標」 に向けて生徒を指導するので、 どうしても一つの価値尺度で生徒を評価しがちです。 でも 「道徳の目標」 は、 「一人一人の生徒が自分の良さに気づいて自信を持って人生を歩んでいけるようにする事」 なんですよね。 そのためには、 この授業のように教員がその生徒の良い所をどんどん表に引き出してやる事が大事だと気づかされたのです。 そしてこれは、 そのまま私の科目 「倫理」 にも応用できる素晴らしい手法だと思いました。

「道はいつも開かれている」
http://akariya-candle.com/charity/2011/05/16/subete-no-michi/


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