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1698. 裁判員裁判 [地歴公民科]

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          第一回目の裁判員裁判が行われた東京地方裁判所

 前回の「なぜ裁判員の氏名と年齢を載せたのか?」という質問を、朝日新聞仙台総局にしてみました。すると、「裁判員の中の希望者を対象に記者会見を開き、氏名年齢を載せても構わないという方の発言だけを載せた。」というそつのない回答でした。氏名を公表した男性の不安のない人生をお祈りします。

 裁判員制度とは、「裁判官だけの法廷に市民感覚を取り入れる」ため、くじ(無作為抽出)で選ばれた20~69歳の市民6名を裁判員として地方裁判所の重大事件の法廷に参加させる制度です。選ばれた市民は、難しい手術を控えた医師などを除いて、誰もこの裁判員業務を拒否できません。2009年から始まった国民の新しい義務です。

 政治経済の教員の立場でこんな事を書くのは問題かもしれませんが、私はこの裁判員制度には反対です。理由は、殺人事件の残酷な証拠写真は絶対見たくないと言う人の人権(拒否権)が完全に無視されているからです。自由と平等という基本的人権を尊重する民主主義国家の日本で、なぜ一部の市民だけにはそれが認められないのでしょうか。国民の三大義務(教育・勤労・納税)の方は、全員平等に課せられています。

 もちろん事前に裁判長に不適格と認められれば外されます。しかし「私はカルト集団の一員です」とも言えませんし…。私が以前考えた言葉は、「私は死刑反対論者なので、絶対に被告人を死刑にはしません。」でした。どうです? この制度、皆さんも考えてみて下さい。

** 高校生のコトバ **************************

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