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1431. 部落差別 [地歴公民科]

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                              太鼓をたたく若者達

  何気なくチャンネルをEテレに合わせたら、「部落差別」の現状を当事者の若者達が語っていました。顔出し・名前出し・地名出しで堂々と語っているので、私はビックリしてしまいました。部落差別とは今も主に関西地区に残っている人権問題で、これまで放送はもちろん日常会話でも話題にしにくいタブーでした。

 江戸幕府は農民や町人に不満を持たせないよう、彼らよりひどい身分の階層を、士農工商の下にあえて作りました。「上を見るな、下を見よ」の政策です。居住場所も職業も結婚も制限された被差別部落の人々の生活は大変に悲惨で、それは四民平等の明治以降になっても「新平民」と呼ばれて続いてきました。

 しかしこの番組では、そんな鬱屈した環境を何とか明るいものに変えようと努力している人々が取り上げられていました。街づくりや祭りづくりで他の地区の人々との交流を推進している人や、子供達に太鼓を教えて全国大会第三位にまで引き上げた人などです。彼らは、地区の人々の被差別意識を「誇り」に変えようと努力しています。見ていて涙が出そうになりました。

 この「バリバラ」という番組、障がい者の方々が編集・出演しています。彼らだから持てる視点なんですね。13日(日曜日)の夜中0時から再放送、来週の17日(木曜日)午後8時には本編の第二話があります。是非皆さん、見てみて下さい。

〇今日の「バリバラ」の番組(NHK+の映像なので.映らないかもしれません。)


** 高校生のコトバ **************************

川柳 : 下向くと 意識飛んでく 授業中 (なにわ)

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