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1261. 高校生、昔と今 [教育の話題]

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                     高度経済成長期の象徴「東京タワー」

 私が高校生の頃、月日が経てば父の給料や会社内の地位は上がると思っていました。自分自身も将来は出世できると楽観的に信じていました。街角で「あなたの生活は上中下のどれか?」と聞かれれば、9割以上の人々が「中」と答えていました。

 平和憲法のおかげで防衛費が節約できた政府は、それを公共投資に充て、1960年に国民所得倍増計画を発表しました。10年計画でしたが、7年目にして達成できました。とは言え、この「行け行けムード」の陰で、公害は徐々に列島を蝕んでいたのですが…。

 一方、今の高校生は将来を楽観視できません。国民年金だけでは老後は生活できない。国債残高が1千兆円を越え、一人1千万円の借金を背負わされている。AIやロボットが職場を席巻し、人間の方は勝ち抜かなければ会社に残れない。職能給という給与体系が将来賃金を不確定化し、ローンも組みにくい。外では放射性汚染物質が拡散し異常気象も年々増えている。等々、本当にお気の毒です。

 こんな状況を作っておきながら言うのも心苦しいのですが、皆さん、こんな人生でも生き抜かねばなりません。これら諸問題の根底には人間の飽くなき「欲望」があります。かつて西友は、買い物袋を持って行けば2円安くしてくれました。この手のテクニックで、欲望をうまくコントロールする方法を探していきませんか。

** 高校生のコトバ **************************

名言 : 坊主だと イケメンかどうか すぐ分かる。 (きのこのこ)

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