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1155. 懲戒権 [ニュースより]

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                          体罰などについての法律

 またまた虐待です。札幌に住む池田莉菜容疑者とその交際相手の男は、池田容疑者の2歳の長女詩梨(ことり)ちゃんに暴行を繰り返し、頭や顔、背中などにけがを負わせた疑いで逮捕されました。詩梨ちゃんは5日に死亡しましたが、体重は同年代女児の半分の6kgしかなく、食事を与えられない事から来る栄養不足が死因とみられています。今年4月には、近所の住民が「昼夜を問わず、子供の泣き叫ぶ声が聞こえ心配だ」という通報を児童相談所に入れていました。しかし相談所は、結局詩梨ちゃんに会えずじまいでした。

 今児童虐待の頻発を受けて、国会では民法822条を改正する動きが出ています。子供に対する親の懲戒権(懲らしめ、戒める権利)をなくそうというものです。しかし、もし親が子供を懲らしめられなくなったら、誰が子供を叱るのでしょうか。私は、これは少々的外れな動きと感じます。それよりは、この条文を学校教育法11条と同様に「保護者は養育上必要な範囲内でその子に懲戒を加える事ができる。ただし体罰を加える事はできない。」とする事の方が効果的だと思うのです。さらに刑法でも親の子に対する暴行罪は、ボクサーや空手有段者同様に通常より格段に重い罰を与えます。養育される側と選挙権を持つ大人の立場から、皆さんはこの提案をどう感じますか?


** 高校生のコトバ **************************

川柳 :  緊張し 言った「バイバイ」 裏返る  (K.Y.)

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