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1154. ぶれ [教育の話題]

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         「大学入試センター試験」から「大学入学共通テスト」までの流れ

 一万人で数十万人の記述式答案を採点。これが一年半後の国語と数学の「大学入学共通テスト」です。本日の読売新聞によると、昨年11月に実施されたプレテスト(試行調査)では、ベネッセが大学院生ら2千人を使って7万人分の国語と数学の記述式答案を採点しました。

 実施後、大学入試センターで9千人を抜き出し調査したところ、0.3%で修正が必要になりました。どうやって本番でこの採点の「ぶれ」を生じさせないかが、今後の大きな課題です。今夏に予定されている民間業者への入札で、同センターがとんな形で業者に採点者の力量の確保を求めるか、注目したいところです。

 一方受験生にとって気がかりなのが、自己採点の難しさです。今回の試行調査では、3割の受験生の自己採点結果が実際の評価と一致しませんでした。国語力の高い生徒ほど自己評価が低くなり、低い生徒ほど高くなった可能性はあります。今、混乱回避のために私大附属高校に人気が集まっているそうです。文科省には、正答と誤答の区分基準を早急に示してもらい、受験生が安心して受験できるようにしてもらいたいと思います。

 その内、膨大な解答例と国語辞典と国語表現辞典を記憶させたAIが、事務的・客観的にしかもスピーディに採点するようになるかもしれません。怖いですけどね…。

** 高校生のコトバ **************************

名言 : 恥と汗は、かかないと生きていけない。  (N.O.)

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