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793. 落差 [教育の話題]

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          米国の授業風景 (生徒の雰囲気は日本と全く同じでした。)

 6月3日の本ブログに載せた教育実習生は、インドネシアで日本語教師のボランティア活動をやっていました。あちらの国の学校では先生による生徒指導の差が大きいという話を聞いた時、私はかつて生徒と一緒に行った米国の高校を思い出しました。

 そこでも、始業時刻や事務的な諸届けに関する校則はありましたが、授業中の細かい約束事はそれぞれの先生に任されていました。先生は自分の教室の黒板の上に指導方針を示し、生徒達はそれを見て授業態度を決定します。校内を見回すと、生徒達が机に腰掛け帽子もとらずに楽しそうに授業を受けている教室もあれば、ポップコーンの袋を机の上に出したというだけで扉の外に二人の生徒を立たせていた教室もありました。

 こんなバラバラな感じの学校でしたが、二時間目の休み時間は全ての教室で先生と生徒が起立し、右手を胸に当てて星条旗に向かって「忠誠の誓い」を合唱していました。この「落差」の大きさに驚くと同時に、自由の国アメリカといえども国家に対する忠誠心は厳しく求められている事に驚かされました。

** 高校生のコトバ **************************

どどいつ : 嫌い嫌いを 連発すると 最後に自分が 嫌われる    (T.N.)

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