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790. 白手袋 [宗教的感覚]

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            白手袋(ネットより。本文中のものとは無関係です。)

 先日の聖堂朝礼でシスターが話されたお話です。

 あるお母さんの腕には大きなやけどの跡がありました。「あんたのママの手、汚いね」と友達から言われた娘は、それ以来一緒に手をつながず、授業参観に来る事も拒否しました。お母さんは、外出の時は白い手袋をはめるようになりました。時が経ち、母親が亡くなった時、棺の中の手は素手でした。彼女が父親に「お母さんの手に手袋をしてやって」と頼んだ時、父は初めて「そのやけどはお前が赤ちゃんの時、ストーブの火がカーテンに燃え移ったのを消し止めたためにできたものだ」と語りました。彼女は、母のやけど跡が彼女にとって「最高の宝物」だった事をその時知りました。外見の美しさを求める事は悪くありません。しかし結果が私達の望むものと違っても、それが神の計らいなのです。神を信じて祈り続けましょう。

 良いお話でした。「置かれた場所で咲きなさい。境遇を選ぶ事はできないが、生き方を選ぶ事はできる。」とおっしゃった渡辺和子先生の言葉を思い出します。でもご両親ももう少し早く彼女に知らせて上げていたら…、とも思います。

渡辺和子先生:ノートルダム清心学園理事長。(No.554)参照。

** 高校生のコトバ **************************

川柳 : 知らぬ間に アラーム止めて 寝坊する  (人間万歳)

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