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534. ゆとり [思い出話]

どどいつ : 部活と勉強 両立したい 味わいたいのは 達成感   (クラリネット)

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        秋保電鉄:終点の長町駅でポールの向きを変える車掌さん。(ネットより)

ゆとり
 マダガスカル島の長距離タクシーについてのテレビ番組を見ました。 鉄道がない同島では、 小型トラックの荷台に20人位のお客さんを乗せて島内300㎞を走るタクシーが、 重宝がられています。 途中の川で、 車を筏 (いかだ) に乗せようとしたら失敗し、 車が川に落ちてしまいました。 お客さん全員でロープを使って川から車体を引き上げました。 水浸しのタクシーは、 運転手の修理で5時間後に走れるようになりましたが、 時間におおらかな現地では誰一人文句を言わなかったそうです。

 私が小さかった頃、 仙台-秋保間を秋保電鉄という小さな電車が走っていました。 車内は座席に腰掛けると向かいの人と膝がつきそうになる位狭かったのですが、 スピードは結構出ていて、 時々勢い余ってカーブを曲がり切れずに田んぼに突っこんでいました。 真偽の程は不明ですが、 そんな時は乗務員とお客さん全員で車体を線路に戻したとか。 のどかだった時代は、 時間のゆとりが心にもゆとりを生んでいたんですね。


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