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529. 鼓腹撃壌 [宗教的感覚]

狂歌 : あの人の 喜ぶ声が 聞きたくて かけた電話で 別れ話か  (モナリザ)

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                         近くの神社にて
鼓腹撃壌 (こふくげきじょう)
 今年も近くの神社に初詣に行き、 昨年の無事を感謝し今年の安全を祈願しました。 並んで待ってる間、 神様とはどんな姿だろうと想像していました。

 その時 「鼓腹撃壌」 という中国の故事を思い出しました。 古代中国の天子堯 (ぎょう) は人々が自分の政治に満足しているかを知るために、 変装して村に出ました。 すると老百姓が腹を叩き、 地を踏み鳴らしながら (=鼓腹撃壌) 楽しそうに歌っていました。 「日の出と日の入の間に働き、 水を飲みたければ井戸から飲み、 飯を食いたければ耕して食う。 帝の力がどうして私に関わりがあろうか。」 これを聞いて、 尭は安心したそうです。

 最高の天子とは、 力で人々を恐れさせる人ではなく、 かと言って人徳で人々に憧れを抱かせる人でもなく、 居るか居ないか分からない状態で国を治める人だと言っています。 神様も同じだと感じました。 神様は居るか居ないか分かりませんが、その事がまさに素晴らしい神様の存在証明になっていると受け取れたのです。


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