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264. 勤務校 [学校生活から]

どどいつ : テストが終わり 残ったものは 淡い期待と 悲しい結果  (ドンチャン)

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勤務校
 勤務校の朝の様子です。 中一生、 中二生、 中三生の教室の前を通って高三生のクラスに入ると、 そこは一気に大人の世界です。 朝読書が始まると、 みんな持ってきた本を取り出し、 黙って読み始めます。 学習は禁止です。 8時半の読書開始チャイムの鳴る頃にはそれぞれが自分の世界に入り込んでいます。 隣の建物からは小学生の可愛い聖歌合唱が聞こえ、 校庭では幼稚園児が列を作って登園しています。 女子高校生にとって、 幼小中高が同じ空間を共有するメリットは何と大きい事でしょう。10分後、音楽と共に放送朝礼が始まります。 静謐な時間が流れます。

 本校には複数のマリア像がありますが、 それらはあらゆる所から私達を温かく見守ってくれています。 中学校で不登校だった生徒も、 本校に入ると生徒会の要職についていきます。 私の腰痛も出勤すると治ります。 この学校には、 心身を癒やす不思議な力があります。

 第二の職場として本校に勤務させていただいた私は、今更ながら「場」の持つ力の大きさを感じると同時に、 こんなすばらしい「場」を築き上げた先人に心から感謝しています。


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