228. 死について [宗教的感覚]
名言 : どんなに親しい友達でも、手品をすると敬語になる。 (みかん)
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死について
私は、 善とは 「人を喜ばす事」、 悪とは 「人を悲しませる事」 と思っています。 だから高校時代、 自分が死ぬ時、 どうすれば多くの人に喜んでもらえるかを考えていました。 犯罪者にはなりたくないし…。 そして到った結論は、 「たくさん迷惑をかけて死のう」 というものでした。 たとえまだ正常でもボケた老人を演じ、 死んだ時に周りがホッとしてくれたら本望です。
ところが、 この私の考えを大きく変えてくれたのが、 百二歳で亡くなった祖母でした。 祖母が九十二歳の時、 大きな文字の聖書に赤線を引きながら私に言いました。 「私はこの歳まで長生きさせて頂いてる事に心から感謝してるよ。 でもお迎えが来たらいつでも喜んで逝かせて頂くよ。」 と。 死への恐怖や不安は無く、 神への感謝と希望がありました。 そんな彼女が亡くなった時、 私達には別れの悲しみはあったものの、 彼女が天国に喜んで入っていく姿を思うだけで悲しみが薄らぐのを感じました。
以後、私もワクワクしながら最期の日を迎えられるよう、死について色々学んでいます。