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128. ここだけの話 [思い出話]

ここだけの話
 
皆さん、 世の中には危険が一杯です。 今回は私のアルバイト経験から、 それらの一つをご紹介します。

 学生時代、 レストランのボーイをやりました。 採用されて一ヶ月位経った時の事、 一人の年配のウェイトレスが、 私をホールの隅に呼びました。

「〇〇君、 カウンターの△△君にお金貸してない?」
「いえ、 貸してませんけど。」
「良かった。 ここだけの話、 あの人にお金貸しちゃダメよ。 彼は今借金づけで身動きがとれないの。 ホントにだらしない人なんだから。」
「ありがとうございます。」

 私は、 その親切な情報に感謝しました。 しかしよく見ていると、 彼女はあちこちで 「ここだけの話…」 と言いながら、 ひそひそ声で他人の悪口を言いふらしているのです。 困りました。 「そんな話、 聞きたくありません」と敵に回せば、 今度は自分がどんな悪口を言われるかわかりません。 しかし 「そうですね」 などと相づちを打とうものなら、 「〇〇君も言ってたけど…」 と、 一気に私も彼女の仲間にされてしまいます。 皆さんならどう対処しますか?

 考えに考え、 私は次のような受け答えをしてみました。 毎回、 初耳のような顔で話を聞くのです。 「えー、知りませんでした。ありがとうございます。」 と。 彼女は私を敵にも味方にもできませんが、 話を聞いてもらえた事でひとまず満足して去って行きます。 これはうまくいきました。 どうぞ参考にしてみて下さい。

 また、 似たケースですが、 「彼、悪い人じゃないんだけどネー」 で始まる話は、 必ず悪口に進みます。  「そうですよね。」 と言って会話を切り、決して話に乗らないようにしましょう。 今日は、 大人社会の危険な会話から身を守る方法の予習をしてみました。


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