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1805. 年賀状 [雑感・気づき]

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 「年賀状は、いいなあ」と感じます。私の年代になると、これは互いの生存報告の道具です。白内障やら膀胱がんやら、添え文にはちらほら辛そうな文字も見えますが、何より無事に生きてる事が分かるだけで嬉しくなります。

 芋版など凝ったものに挑戦していた小中学生の頃と違い、私は大学生になると年賀状こそ無意味な虚礼と感じ、やり取りを全てやめました。経済的にも無駄と思ったからです。しかし結婚後に再開したところ、メールも携帯もないあの時代、簡単に無事を確認し合える点と旧交を温め合う良いツールになる点に気づき、以来続けています。

 私達、簡単な近況報告を交わしたくても、突然の手紙やはがきで他愛もない事を書き送ったら、おそらく引かれます。しかし、年賀状はよい「きっかけ」になります。さらに文面の字配りや内容からは、相手の人柄や私に対する意識まで透けて見えます。(まるでLINEの「既読」の心理戦のようですね。) 恐ろしいものです。

 かつて「皆様、今年で年賀状を終えさせていただきます」と書かれた方が、翌年「明けましておめでとうございます」と明るいノリで書いてよこしました。あれは何だったのでしょう。私も迷惑はかけたくないので、枚数を減らしています。亡くなった方もいますが、年賀状は往時の三分の一以下になりました。しかしその様な親密な方々とのやり取りは、まだしばらくは続けるつもりです。

** 高校生のコトバ ***********************

名言 : 漢字辞典よりスマホの入力機能。  (M.O.)

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