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1812. れいわローテーション [ニュースより]

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                         山本太郎氏と水道橋博士氏

 れいわ新選組の水道橋博士参議院議員がうつ病になり、議員辞職が認められました。それに伴い、同党次点で落選した大島九州男氏が繰り上げ当選となるのですが、代表の山本太郎氏が大島氏に「1年間だけ」という条件を付けました。参議院議員の任期は6年ですが、山本氏は「れいわローテーション」と名付けた、落選候補者5人を1年ずつ交代で国会議員にする制度を導入すると言っています。得票順に長谷川羽衣子氏、辻恵氏、蓮池透氏、依田花蓮氏が予定されていますが、これを違憲とする理由は見当たりません。

 病気による議員辞職はやむを得ず、比例区議員であれば次点の候補者が当選し、辞表が提出されれば議長は受理せざるを得ません。かつて最高裁判決直前に有罪ほぼ確定の議員から出された辞職願いを議長が受理しなかった例はありますが…。

 今回の問題点を考えてみました。一つは、民意が国会に反映されなくなる事です。民意を汲んだ候補者が一人で残りは不適格者だった場合、まともな国会議員は一年間しか活動できなくなるからです。二つ目は、たとえ党議拘束だと強弁しても、党首が党員の殺生与奪の全権を握る事は公序良俗に反します。三つ目は、もしそれが普通になれば、長い目で国政を俯瞰し時流に流されない判断を下す参議院の役割が失われます。

 山本太郎氏が障がい者を国会に送り込むなど、沈滞した政治に一石を投じている事は評価しますが、今回の決断は問題が多すぎます。


* 高校生のコトバ **************************

川柳 :  一人でも いれる人ほど 強い人 (D)

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