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1780. サーカス [雑感・気づき]

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                          木下大サーカスのチケットより

 『木下大サーカス』を見ました。ミラーボールや多色ストロボなどで、テント内は華やかに彩られていました。私が幼かった頃見たサーカスは、和傘をさした若い女性が和服に下駄ばきで綱渡りをしていて、私は「人買いに買われてサーカスに売られたんだろうなあ」などと、一人で勝手に哀れんで見ていました。木下大サーカスの団員は外国人が多く、さながら小オリンピックのようでした。

 長く垂らした布を腕だけでスイスイ昇り、きれいなシンクロダンスをする女性達や、筋肉隆々とした体で見事な曲芸を見せる男性達を見ていると、彼らの陰の努力がピリピリ伝わってきました。また演目の合間の暗転の間、大道具を設置したりネットを張ったり、大勢のスタッフが呼吸の合った作業をしていました。団員が一丸となった動きに感心させられました。見終えてテントを出ると、入り口には次の開演を待つ高校生達が百人程並んでいました。彼らには、ぜひ真剣勝負の職場の現実を感じ取ってもらいたいと思いました。

 それはそれとして、私にとって見るのが辛かったのは、芸をする動物達です。象とライオンが出演していたのですが、鞭とエサで「正座」のような自然状態では絶対にありえない姿勢を取らされて何ともかわいそうでした。猛獣使いは鼻高々ですが、どう見てもあれは虐待です。イルカの芸の時も感じましたが、自然のものは自然に放つべきと強く感じます。

** 高校生のコトバ ***************************

名言 : マスクをし

ていても、人は他人の顔色を窺う。 (けんもほろろ)

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