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1133. 日本一短い手紙 [雑感・気づき]

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                            大賞を受賞した佐藤さんの作品

日本一短い手紙 「先生へ」
 「巡り会いだね」障害のある子を生んだ私に言ってくれました。今年十八になります。

昨日の読売新聞に、福井県坂井市のコンクール「一筆啓上賞」で大賞に選ばれた石巻市の看護師、佐藤美智代さんの記事が載っていました。

 娘のゆかさんは誕生後すぐ心肺が停止し、脳性麻痺となりました。蘇生した時、「生きてくれてよかった」という気持ちと、本人も苦しい思いをしかねないので生まれてこない方がよかったのでは、との気持ちが交錯し、悩みが募りました。そんな佐藤さんを救ってくれたのが、この作品に書いた当時の勤務先の院長先生の一言でした。心配をかけまいと事実を報告しただけでしたが、先生は全てを見通されていました。その時、ゆかさんに対して、「きっと私達を必要として生まれてきてくれたはずだ」と感じ、障害をスッと受け入れられたそうです。今では、「私達にとって、無くてはならない存在。生まれてきてくれて本当によかった」と感謝しています。院長先生はその後お亡くなりになり、佐藤さんも退職しましたが、「巡り会い」の言葉はお守りのように大切にしているそうです。

 修飾語をギリギリまで削ぎ落とした文章の方が、豊かに情景が目に浮かぶ事に気づかされました。

○一筆啓上賞日本一短い手紙
http://maruoka-fumi.jp/ippitsu-nyuusyou.html


** 高校生のコトバ **************************

川柳 : 街角に 募金が並び 遠回り  (Y.U.)

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