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1131. 愛の不思議 [雑感・気づき]

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                     野村克也監督と沙知代夫人

 カーラジオで、野村克也氏がインタビューを受けていました。彼は、一昨年12月に亡くなった妻沙知代さんへの惜別の思いを、『ありがとうを言えなくて』という本にして出版しました。

 南海ホークスの監督時代、彼は沙知代さんと知り合いました。やがて沙知代さんは球団の采配に口出しし始めたため選手達から嫌われ、野村氏も南海ホークスの球団首脳陣から、「野球をとるか、女をとるか。」と迫られました。彼は「職場はいくつもあるが、女は一人しかいない。」と球団を辞め、車で夫人と東京に出てきたそうです。

 アナウンサーが、「夫人に携帯電話を折られたそうですね。」と水を向けると、「五台折られた。飲み屋の女の子が入れた電話番号を見られて。」と淡々と話します。「ぼやきの野村と言われたが、沙知代が一番聞いてくれた。口ぐせが『何とかなるわよ』だった。そして何とかなってきた。」

 世間からは、浅香光代さんとの大ゲンカや神田うのさんへのビンタ事件、巨額脱税など、悪女の代表のように言われた沙知代さん。野村氏もそれを認めつつ、そんな彼女を一番愛していました。ほとほと手を焼く困った女房でも最愛の女。たとえが不穏当で申し訳ないのですが、きつい酒を作ったらその酒の虜になってしまったのが、野村氏なのかもしれません。ここに、第三者の判断や評価の立ち入れない愛の不思議さを感じます。

〇『ありがとうを言えなくて』の試し読みは、真ん中の「試し読み」のボタンをクリックして下さい。
https://ebookjapan.yahoo.co.jp/books/532717?utm_source=special_search&utm_medium=knowlegdepanel&utm_campaign=kp&utm_content=kp

** 高校生のコトバ **************************

名言 : 人は人の不幸を聞きたがる。 (M.Y.)

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