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1128. 天皇陛下 [地歴公民科]

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                                    明治天皇

 明治天皇が即位したのは、14歳の時でした。江戸末期から明治にかけては、西欧の列強が日本を植民地化しようとサメのように近海をうろついていた時期です。そんな中で日本が独立を守るには、どうしても軍事面での充実が必要であり、天皇は陸海軍の統帥大権を持たざるを得ませんでした。

 この富国強兵政策が日本を軍事大国化させ、後の太平洋戦争で多くの悲劇を生み出したという見方もありますが、私は歴史の大きなうねりの中で天皇はやるべき事を一生懸命やったと感じています。その後の歴史の展開を知っている私達現代人が、暗中模索で苦しんだ当時の人々を批判するのは簡単ですが、酷な事です。むしろ私達には、そこから何を学ぶかが問われています。

 天皇の役割も大正、昭和、平成と大きく変わりました。現天皇の皇太子時代の教育係だった小泉信三氏は、若き皇太子に「良きマナーの模範たれ」と、礼儀作法を厳しく教えました。その一つが、きちんと顔を見て話す事でした。皇太子のマナーの良さは、二十歳で渡英した時チャーチル首相が「新しいプリンス」と絶賛したほどです。ちなみに、小泉氏は東京大空襲で大やけどを負い、その跡が顔に残りましたが、そこから顔をしっかり見て話す人を評価したと言われています。

** 高校生のコトバ **************************

名言 : 遅刻してみんなに笑われると、何だか人気者になった気分になれる。 (メッシー)

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