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1103. ヒント [思い出話]

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                             仙台空港から離陸する旅客機

 昔、仙台空港近くにあった高校の入学試験では、英語の時間にとても気を使いました。リスニングと飛行機の離陸の時間が重なると、教室によって音声テープの聴き取りに大きな差が出るからです。空港と確認を取りながら進めたものでした。

 試験監督をしていると、見回りで教室にやって来る教員に二種類ある事に気づきます。一つは、ヒントになるような事は一切言わないタイプ。もう一つは、忘れかかっている生徒のためにヒントを出してくれるタイプ。皆さんは、どちらのタイプの先生がお好みですか?後のヒント型ですか。でもこれを苦々しく感じている生徒もきっといるはずです。

 ここが教育と評価の違う所です。評価は、私情抜きでどの生徒にも同じ条件を与えなくてはなりません。考査で測るものは生徒の学力だけでなく、教員の指導力でもあるのですから。昔、巡回先の教室で、まるで授業の補講のようなヒントを出していた教員がいました。誰もそれを咎めなかったため、彼の授業は改善されず、やがて次の学校へ転勤していきました。私達誰でも、自分への評価が一番難しいですね。

 ちなみにセンター試験では、機器の不調等少しでもライバルより不利益を被っていると感じたら、きちんと挙手して担当官に申し出て確認して下さい。

** 高校生のコトバ **************************

川柳 : 三兄弟 一人は必ず 似ていない  (ジャスミン茶)

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