818. 修道院 [学校生活から]
勤務校の生徒昇降口にあるマリア像
4月に学校近くのうなぎ屋で、新任の先生方の歓迎会が開かれました。宴もたけなわになった頃、うな重が出てきました。皆さんおいしそうにパクついていたのですが、向かい側のシスターはそれを「パックに詰めて頂けますか?」と言って、持ち帰り用にあつらえてもらっていました。私が、「おいしいから、温かい内に食べた方がいいですよ。」などと余計なアドバイスをしたところ、彼女は、「実は修道院にもウナギが好物の方がいらっしゃるので…」と答えにくそうに答えて下さいました。
4月に学校近くのうなぎ屋で、新任の先生方の歓迎会が開かれました。宴もたけなわになった頃、うな重が出てきました。皆さんおいしそうにパクついていたのですが、向かい側のシスターはそれを「パックに詰めて頂けますか?」と言って、持ち帰り用にあつらえてもらっていました。私が、「おいしいから、温かい内に食べた方がいいですよ。」などと余計なアドバイスをしたところ、彼女は、「実は修道院にもウナギが好物の方がいらっしゃるので…」と答えにくそうに答えて下さいました。
私は赤面しました。勤務校に隣接する修道院では、皆さん毎日同じ質素な食事を摂られています。そこは食事や外出の個人的な要求は全く通らず、ウナギなどはめったに口にできない世界です。そんな老シスター達を思いやって、自分の分を包んでもらっていたのです。彼女がマリア様のように見えました。
ちなみに20代で仙台に配属された彼女は今50代ですが、仙台市内の地図は修道院から北仙台教会と元寺町教会と仙台駅への道以外、ほとんど分からないそうです。
** 高校生のコトバ **************************
川柳 : 夏休み 鉛筆持つのが なつかしく (とくめいきぼう)