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1935. 使命 [雑感・気づき]

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                     ムニバ・マザリさん (ENGLISH SPEECHES H.P.より)

 1987年生まれのムニバ・マザリさんというパキスタンの女性の話です。彼女は18歳で学生結婚をしましたが2年後に交通事故で九死に一生の重傷を負い、体中に金属が埋め込まれました。さらに下半身に麻痺が残ったため、車イスでの生活です。夫は離婚しました。

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 医師からは歩けない、絵も描けない、子供も産めないと宣告されました。悲嘆のあまり、母に「なぜこの私が?」と問い詰めると、彼女は「過ぎれば分かる。今は分からないけど、神はあなたのために偉大な計画を持っている。」と答えました。私はその言葉に力を与えられました。絵を描き、養子を求めて多くの孤児院に問い合わせました。2年後、男児がいるとの連絡が入り、喜んで受取りに行ったのですが、拒絶される事を恐れて車イスの事は言えませんでした。私を見た男性職員は、「私はあなたがこの子の最良の母親だと分かります。この出会いは二人にとっての幸運です。」と祝福してくれました。今6歳になりました。以来、私は不完全な姿を隠す事をやめました。誰も完全な人はいません。息子の学校のボランティアを始めたところ、縁あってパキスタン初のUN Women親善大使に選ばれました。母がいて今の私があります。
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 この講演はパキスタン国内でのものでしたが、彼女も聴衆も英語を母国語のように使っている事に驚きました。また、人の使命は後から分かるものであり、人に応じて様々な形である事にも気づかされました。

〇ムニバ・マザリさんの講演 (英語)
https://www.youtube.com/watch?v=fBnAMUkNM2k

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川柳:  試験中 同答続き 書き換える  (N.H.)

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