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1926. 教師 [教育の話題]

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                        井本陽久先生 (NHKオンデマンドより)

 NHKで数学教師、井本陽久先生の授業を見ました。先生は教科書を使わずノートもとらせません。オリジナルブリントと板書問題だけ。正解・不正解は問わず、試行錯誤の過程を大切にします。先生は世界に通用する人材を輩出しているそうです。「教える人にはなりたくない。」と言います。また先生は男女問わずスキンシップでちょっかいを出します。生徒達もイモニイとため口で戯れます。

 この春、不登校の生徒達を対象とした個人塾を立ち上げました。普通にやっても解けない問題を出したところ、一人がズルをして答を出しました。すると先生はそれを「職人的」と褒め、それを極めろと焚きつけます。学校では許されないズルや脱線を積極的に評価します。「こうあるべき」という社会の価値観を認めません。社会に合った子供を作るのではなく、子供が社会を作るのだから、社会なんて見なくてよいと言います。

 皆さんは、この井本先生の指導をどう感じますか?私は、井本先生のような先生がいてもいいとは思うのですが、ちゃんと「教える」先生も必要だと感じます。教科書を使えない生徒達は定期考査の時に困らないのか、入試の推薦会議の資料はどうするのか、他の教師達はどう見ているのか等々、疑問が多過ぎるからです。

 一握りのエリートを育てるにはいいかもしれませんが、社会常識と基礎学力を必要としている大半の生徒達にこのやり方は合わないと感じます。はたして私は、守旧派になってしまったのでしょうか。考えさせられました。

〇井本先生の授業の番組 (NHKオンデマンドで見られます。)
https://www.nhk-ondemand.jp/goods/G2019104714SA000/

** 高校生のコトバ **************************

どどいつ : 国語で知った 昔の言葉 使いたくなる いとおかし  (ワニ)

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