1480. 差別問題

　　　　　　                         辞職した佐々木宏氏

　オリンピックをもじってオリンピッグとし、そのキャラクターにピンクの服を着た豚(ビッグ)を当ててみては、とLINEの中で提案した佐々木宏東京五輪開閉会式責任者が、今日辞職しました。理由は、そのキャラクターに渡辺直美さんをあてたため、これが女性蔑視発言とされためです。私は、これは森喜朗氏の女性蔑視問題とは別と感じます。

　今回渡辺直美さんは、「体が大きいと言われる事も事実ですし、見た目を揶揄されることも重々理解した上でお仕事をさせていただいております。実際、私自身はこの体型で幸せです。」と語ってます。あの体型でキレッキレのダンスを披露する彼女にとっては打ってつけの企画だったかもしれません。

　男性ダンサーのパパイヤ鈴木氏にしても、太っている事にコンプレックスを感じている様子はありません。一方英国の童話「三匹の子豚」の末っ子子豚はずる賢い狼の裏をかく賢い存在に描かれています。可愛い子豚キャラで太った方々がその生き生きとした姿を世界にアピールするのは決して悪い事ではないと思うのですが、豚を蔑む日本の文化がそれを妨げています。

　むしろ私が問題だと思うのは、10人程度のLINEで気さくに出し合った内々の話を、1年以上経ってから突然週刊誌に売る人の存在です。高校生の皆さん、LINEのトークグループは、いつ誰がコロリと敵になるか分からない世界でもあります。言葉は消えても文字は残ります。文章は十分吟味して送信しましょう。

**　高校生のコトバ　**************************

川柳 : 　女の子　偶数好きで　めんどうだ　　 (クマ)