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1083. 優しさ [教育の話題]

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                             被災地を見舞われた天皇皇后両陛下

 天皇陛下は3歳の時ご両親から引き離され、以後東宮御所で侍従に育てられました。昨年末のNHKの特別番組によると、学習院初等科在学中は、答が解らなかったり姿勢が悪かったりすると、後ろに控えた侍従からピシャッと叩かれたり両肩を持って矯正されたりしていました。級友と話す事も難しかったそうです。

 中等科でアリの観察の授業を行った教師が話しました。四人一組の班活動で、皇太子は自分は動かず「誰々これやれ」と指示を出すだけでした。同級生が失敗すると、「君やめちまえよ」と言います。今の優しいお姿からは想像できませんが、一人だけ特別扱いで育てられれば、誰でもそうなるだろうと感じました。

 そんな姿勢を一変させたのが、24歳の時テニスで知り合った現皇后の美智子妃殿下でした。妃殿下の他人への優しさに感銘した陛下は、歴代天皇で初めて膝を床につけて国民と話すというお姿をお取りになるようになりました。人間を変えるのは人の優しさだと再認識させられました。ご在位も残り三か月半、お健やかにお過ごしになられますように。

 「天皇の立場は孤独とも思えるものですが、私は結婚により、私が大切にしたいと思うものを共に大切に思ってくれる伴侶を得ました。皇后が常に私の立場を尊重しつつ寄り添ってくれた事に安らぎを覚え、幸せだったと思っています」(2013年12月23日のお言葉から抄)

** 高校生のコトバ **************************

名言 : 大切なものに一番も二番もない。  (Y.R.)

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