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1078. サタン [宗教的感覚]

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                        聖書の「テサロニケの信徒への手紙」の一部

 パウロの言葉の中に「いつも喜んでいなさい。絶えず祈りなさい。どんな事にも感謝しなさい。」という一節があります。( テサロニケの信徒への手紙5-16 ) 今回はこれを考えてみました。

 「もし津波で家が流されても、あなたは喜んだり感謝したりできるか?」との反論が出そうです。たぶん今の私にはできません。しかし想像する事はできます。私達の周りには、天災のように善い行為を邪魔しようとするサタンが多数存在しています。そもそも私自身の肉体が私にとってサタンです。パウロですら、「私は自分のしている事が分かりません。自分が望む事は実行せず、かえって憎んでいる事をするからです。」(ローマ人への手紙 7-15)と告白しています。

 しかしそんなサタンがいるからこそ、私は自分の中に清らかな心がある事に気づきます。「肉」と「心」の絶え間ない緊張関係の中で、私は自分自身の成長や神の配慮を実感します。イエスの伝道にも、結果的に裏切り者のユダが必要不可欠でした。津波や犯罪者といったサタンも、実は全て神の配慮(配役)と気づいた時、私達はどんな事にも感謝し、喜んでいられるのだと思います。「祈り」とは、そんな危うい自分でも、心だけはしっかり神と繋がっていられるよう願う事なのではないでしょうか。

** 高校生のコトバ **************************

川柳 : 夏休み 終わると勝手に 絶望感  (k)

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