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975. 勘違い [宗教的感覚]

高野山への電車でのアクセス・行き方「大阪・東京・名古屋・高野山-南海バス」.jpg
                           高野山の修行僧

 高野山の40代の男性僧侶が、連続勤務のせいでうつ病になったと、寺院に860万円の未払い賃金等を求めて提訴しました。訴状によると、男性は2008年に寺院で働き始め、就業時間は午前5時前から午後11時まで及ぶ事もあり、寺院側に安全配慮義務違反があったとしています。

 これを読んで、私はこの記事が原告を「僧侶」と呼んでいる点が気になりました。というのも、修行と労働は全く別物だからです。修行とは、俗世の垢にまみれた自分を本来の自分に戻そうとする試みです。自分一人では甘えが出るので、厳しい場や先達を求めて寺院に入ります。したがって僧侶の行住坐臥の全ては修行であり、そこに賃金といった対価を求める労働は入ってきません。

 確かに憲法18条には、何人も「その意に反する苦役に服させられない。」とあります。しかし僧侶は、この「苦役」を積極的に求めた人です。だからそこに自分を合わせるしかありません。意識が変わらない限りこの「僧侶」の毎日は辛そうです。皆さんも、進路の選択にはくれぐも注意して下さい。


** 高校生のコトバ **************************

名言 : 出費抑えると決めても、限定品で金が減る。  (マリオネット)

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