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940. シルバー民主主義 [地歴公民科]

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                              日本の人口ピラミッド(平成25年)

 今の日本の政治は、「シルバー民主主義」と呼ばれています。若者、特に30歳代以下の投票率が著しく低いからです。しかし、これを若者だけのせいにして非難するのは間違っています。これは、今の政治のしくみが少子高齢社会に対応していない所から来ているからです。

 今の立候補者達は、投票人口の多い高齢者に喜ばれる政策を訴えます。従って選挙後に開かれる新しい議会も、高齢者受けする政策が中心となり、若者の声は反映されません。若者から見れば、投票に行く事自体「若者達も参加した選挙」とのお墨付きを与える事になるので、「こんな形式的な選挙なら行かない」となるのです。その結果、高齢者の既得権はしっかり守られ、少子化対策はますます遅れていきます。

 私はこの解決策として、「一票の価値に差をつける」という案を考え、先程安倍総理の意見箱に入れてみました。年代別に、人口に反比例した数を投票数に加えるのです。平成25年の統計で言えば、人数の多い60歳の1票は1票のままですが、人口が半分の20歳の1票は2票に計算します。こうする事で、投票の実質的平等が実現し、各党の公約も若者向けに変わると思うのです。いかがでしょうか。

〇衆議院選挙の年代別投票率の変化

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** 高校生のコトバ **************************

名言 : 球技大会で、勝てば勝つほど担任は太っ腹になる。  (カムチャッカ)

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