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855.「消えた妖精」の答 [地歴公民科]

直線(1).jpg
                上は8本、下は7本。

 10月1日(日)のブログ(No.848)「消えた妖精」の答です。小人は減っていません。上図は、8本の線を引いた紙の上半分を右に縦線一つ分だけ動かすと、線が少し長くなって7本になる事を示しています。これを小人でやったのが先のクイズなのです。下図は小人を直線にしたものです。B図は全体に身長が伸び、特に丸で囲んだ部分は頭が大きくなっています。

レプリコーン(1)-3 顔でか.jpg
             小人を直線で描いたモデル図。

 納得できない人は、B図の小人14人の心臓の位置に赤マーカーで小さく〇を付けてみて下さい。次にその紙をA図のように並べ替えると一人心臓の無い小人が出てきます。それはA図の右から二番目の小人です。

 それにしてもすごい発想ですね。これは以前やった「思考と言葉の問題」(No.181 No.182)の別例です。「どの小人が消えたか?」と聞かれたので、小人は一人消えたものと錯覚させられたのです。このような言葉によって起こる錯覚をF.ベーコンは「市場のイドラ」と呼びました。世の中で意図ある言葉を見抜くのは大変ですが、相手をしっかり見て騙されないよう注意していきましょう。

** 高校生のコトバ **************************

川柳 : 覚えたが 名前を忘れ 0点に  (トマト大好きっ子)

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