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733. ポンパドゥール夫人 [地歴公民科]

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                  ポンパドゥール夫人の肖像画

 ルイ15世の愛人ポンパドゥール夫人は、「我が亡き後に洪水よ来たれ」という言葉を残しています。この意味、解りますか?

 西洋人が洪水と言えば、あのノアの方舟(No.727)の洪水の事です。それは天罰を意味します。ポンパドゥール夫人は、自分達貴族にはやがて天罰が下るだろうと自覚していたのです。多くの平民達の犠牲の上に贅沢な生活を送っていたからです。ただ、「天罰は私が死んでからにしてね」という気持ちで、「我が亡き後に」という言葉を付け加えています。

 「堕落した生活だと分かっている。しかし楽しいからやめられない。」というこの気持ち、犠牲を被っている「平民達」を「未来の人々」に置き換えると、今の私達の気持ちと重なりませんか。増え続ける処理不可能な核廃棄物と国債の残高、日々進む自然の乱開発と軍事技術の高度化、このままでは絶対に天罰が下ると思いつつも、そのままにしています。これらを止めるのは私達しかいません。署名一つでも、どんなに小さくても、まずは一歩を踏み出しましょう。

** 高校生のコトバ **************************

名言 : ずっと欲しかったものこそ、もったいなくて使えない。  (ハレのち)


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