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1007. スペイン文化 2 [雑感・気づき]

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             サクラダ・ファミリアの入り口

 1883年、ガウディは字の読めない人々のために「聖堂全体で聖書の内容を表現する」高さ170mの巨大な教会「サグラダ・ファミリア」を設計し着工しました。彼は1926年に亡くなりましたが、その意思を引き継いだ建築家達によってこの工事は現在も続けられています。完成予定は彼の死後100年目となる2026年です。

 観光初日にこれを見た私の第一印象は、「曲線の多い、ごてごてした教会」というものでした。教会の入り口周辺にはキリストやマリア等の彫刻の他に花、昆虫、とかげ、木々などがびっしり彫られています。確かに中に入れば、大変な高さの天井と堂内をきらびやかに染めるステンドグラスが私達を圧倒しますが、それはフランスやイタリアの教会の直線的な荘厳さとはかなり違うものでした。

 その後イスラム教のアルハンブラ宮殿やキリスト教の聖マリア大聖堂などを見学していく内に、スペインの建築にはアーチ主体のイスラム建築の影響が今でも強く残っていると感じたのです。ホテルの部屋の装飾にしても、民家の窓の手すりにしても、曲線にちょっとした装飾が施されているものが多いのです。この曲線の妙とも言える「遊び心」こそがスペイン文化の特徴で、ガウディ一やピカソ、ダリ、ミロなどの大芸術家を生み出した源なんだと気づきました。

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                       イスラム教のアルハンブラ宮殿の内部 (グラナダ)
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     聖マリア大聖堂の内部 (イスラム教徒が作ったキリスト教教会) (コルドバ)
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            スペインの普通の土産物屋の中庭 (コルドバ)

** 高校生のコトバ **************************

名言 : 愛想笑い、やり続けるとほっぺと心が痛い。 (A.O.)


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