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512. 自由と平等 [地歴公民科]

名言 : あこがれていた日々だったかと、高校生の自分に問う夏。

  (メロンパン信者)

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自由と平等
 試験監督の時、 一羽のトンビが風上に向かって滑空しているのを見ました。 あんな高度な技をどこで学習したのかと考えていたら、 あれは 「学習した成果」 というよりは 「本能のまま」 という方がピッタリと感じました。 餌の捕り方、 巣作り、 子育て…、 彼らの生活の全てが本能のままです。 時々私達は 「鳥は自由に空を飛べていいなあ」 などとうらやましがりますが、 彼らに 「自由」 はなさそうです。

 人間もどこまで 「自由」 なのか、 考えさせられました。 カントは、 「自由とは、 単に欲望のままという状態ではなく、 理性が欲望を上手にコントロールしている状態」 と言いました。

 こんな回答が欲しくて、 今回の試験で 「自由と平等はどうすれば両立するか」 という作文問題を出しました。 すると、 ホールケーキを二人の兄弟で分ける例でそれを説明した答案がありました。 「兄が切り、 弟が選ぶようにすれば両立する」と。 もちろん合格。 難問の解答も意外な所にあるものですね。


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