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510. 能 [雑感・気づき]

狂歌 : 携帯の 電源落とし 置いていく 君に会いたい 直に触れたい

  (鎖骨)

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 「表現したいものは、表現し過ぎないこと。」 昔見た芸術家の言葉です。

 先日 「能」 の講演会に参加してきました。 講師は、 東京の能楽堂でも演じられている私より年上の女性。 ご自身の舞台の写真を示しながら、 詳しく説明されました。 また、 小面 (こおもて) と呼ばれる代表的な女性の面を、 年齢別に三つ持参されました。 既製品は色が白過ぎたり顔に合わなかったりとなかなか自分に合うものがないので、 能面は基本的にご自身で打たれるそうです。 その上手さに誰もが驚きました。 特に 「藤戸」 という演目に出てくる亡者 (死んだ人) の面は何とも不気味で、 しかも実にリアルです。 先生が演じている写真を見た聴衆の一人が、 思わず 「これってお面ですか?」 と声を上げました。 …(^^;) 日舞は目で楽しみますが、 能は想像力で味わうという事を学びました。

 「『秘すれば花』とはその通りですか?」 「でもね、相手のレベルにも合わせなきゃならないの」 これまた真理と感じました。

講師手作りの能面

DSCN1455.JPG

「藤戸」の舞台 (ネットより)

img_5965w640.jpg


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