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1931. カルト教団 [宗教的感覚]

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                         カルト教団のイラスト (フリー画像より)

 カルト教団への向き合い方を取り上げたNHKの番組「宗教リテラシーをどう高めていくか」を見ました。その中で、宗教家の若松英輔氏が「神様はお金を要求しない」と断言していました。私も全く同感です。そしてここが、カルト教団をまともな宗教から区別する第一関門と感じます。

 私は21歳の時、東京都日野市の高幡不動尊で『大凶』というおみくじを引いたのをきっかけに、同寺のお不動様を勝手に私の守り神として尊崇しています。(No.105)  50年以上経ちましたが、一度も献金を迫られた事はありません。ただ29歳まで、そこで願う私の願い事がほぼ叶ってきていたため、お浄財を出さないと運が逃げていきそうで、あるいはバチが当たりそうで、ほぼ毎年お不動様にお賽銭を納めていました。一種の強迫観念に動かされていたとも言えそうです。

 しかし29歳の夏、絶対に合格しなければならない教員採用試験のお参りの時、「請願の成就は金額の多寡とは無関係」という声が聞こえた気がしたのです。その意味を「誠実さを示せ」と捉えた私は、その場で「一週間で小論文20個仕上げます」と誓願し、幸い合格できました。これ以後「神様にはお賽銭より誠意」という信念が私に根付き、これを生徒達にも伝えてきています。今の私のお浄財は、報恩感謝のお布施です。

 怪しい宗教勧誘には、「なぜ神様にお金が必要なんですか?」と尋ねてみましょう。

** 高校生のコトバ **************************

名言 : いつからだろう、先に希望を見出せなくなったのは…。  (しいたけ)

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kousaku

その通りだと思いますね、昨日もTVでK国の宗教の金を絞り撮るやり方を解説しておりましたが一億も寄付させられて娘さんが止めておりましたが気雲も持たずのご両親はK国へ行きましたね、今は一人100万円だそうですからね。
by kousaku (2023-09-18 10:23) 

サボテン

kousaku様、
 私はこの世に神秘現象が存在する事を信じています。私が稽古をしている気功にしても、一種の神秘現象ですから。これを教えて下さっている東北大学医学部の名誉教授を私は尊敬しています。彼はその不思議な現象を素直に不思議な現象としてとらえており、それは動物の原初的な神経系のコミュニケーションの一つと見ています。彼は、それを宗教的あるいは医学的な効用に結び付けようとしません。むしろそれは危険な事だと拒絶します。おそらくイエスや仏陀、ムハンマドなどもその力を持っていたのだと思います。それを悪用したのがオウムの麻原彰晃だったのではないでしょうか。一つの能力が他者より優れている事をして、自分が神に近いと錯覚する人々がカルト教団を作るような気がします。私はその意味で凡人でよかったと思っています。
 コメントありがとうございます。
by サボテン (2023-09-18 14:38) 

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