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1517. 限界と可能性 [雑感・気づき]

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                            可能性 (フリー画像より)

 人生残すところあと10年となりました。やりたい事も山程ありましたが、所詮お金も時間もない私には限界がありました。最近、この「限界」が救いになっている事に気づきました。お金や時間がたっぷり使えたら、人生の後半は「出来るのにしなかった」後悔に苛まれそうです。「出来ないからしなかった」人生に自己嫌悪はありません。


 親孝行も同じで、もしお金も時間も自由に使えたら、限られた親の生存時間内に何を優先すべきか迷う事でしょう。親が死んでも「あれもこれもできたはず」と悔やむに違いありません。限界があるからExcuse(言い訳)が成り立つんですよね。限界の範囲内でベストチョイスを考えるのが人生と言えそうです。

 とは言え、自分の限界は誰が決めるのでしょうか?過去と現在の限界は自分で気づけますが、未来の限界は誰も分かりません。ここが大事です。だから自分で自分に限界を設けてはいけません。高校生の皆さんにはあらゆる可能性が開かれています。今夢中になれるものがあれば思いっきりそれに取り組んで下さい。それはあなたが本当に欲しているものかもしれないのです。

 皆さんにとっては、何事も「大変化のきっかけ」になりえます。チャンスは予期せぬ形でやって来ます。だから何事にも真剣に取り組んでいきましょう。可能性に十分挑戦した結果が、将来のExcuseを成り立たせる「限界」となります。私も可能性を信じて、もう少し挑戦していきます。



** 高校生のコトバ**************************

川柳 : 寒い夜 一家団欒 鍋囲む  (M.I.)

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Enrique

一時期シーナ・アイエンガーという人の「選択の科学」が評判になっており,当方も記事にしました。
https://classical-guitar.blog.ss-blog.jp/2012-08-28
彼女はアジア出身で盲目という,むしろ限界(選択の狭さ)があったからこそ,現在の自分の仕事ができたと言っていました。何でも(選択)できると思ってやらなければ禍根が残りますが,やれる範囲で最善を尽くせばかなりなことはできるものです。

by Enrique (2023-01-28 02:49) 

サボテン

すばらしい論文読ませていただきました。確かに選択肢が多い事は迷いの多さにつながり、非効率的になりそうです。昔、三人の子供にケーキを買って帰る時も、三種類買って帰るとケンカになるものも一種類だと仲良くおいしく食べられました。テレビで、人生の途中で盲目になった女性演歌歌手が、「目が見えなくなって見えてきたものがたくさんある」とも言っていました。プレバトの俳句でも夏井先生は、多くのものを詰め込み過ぎない事を常に説いています。少数を吟味する姿勢はあらゆるものについて、必要な気がしてきました。
 コメントありがとうございました。
by サボテン (2023-01-29 00:25) 

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