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1516. 幸せ [雑感・気づき]

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                             幸せ  (フリー画像より)

 「あなうれし となりの蔵が 売られゆく」(江戸川柳)

 隣りの不幸が我が家の幸せという意味の川柳ですが、果たしてそうでしょうか?確かに江戸幕府は、わずか7%の武士で85%の農民を治めるため、あえて農民の下に「エタ・非人」という惨めな身分を創り、農民に慰めの幸福感を味わわせました。彼らは明治時代になっても『新平民』と差別され続けました。

 私も小さい頃、よく大人達から「お前は幸せだよ。世界にはこんなひどい人達もいるんだから。」と、比較に基づく幸福感を刷り込まれました。しかし私はこの幸福感が嫌いでした。これがある限り、日本から不幸な人は無くならないと感じたからです。それよりは、芸術的感動のように他者との一体感を味わう感覚や、自分の目標達成時の充実感を真の幸福とすべきと思ったのです。

 やがて比較自体は悪くなく、その対象が他人ではなく自分であればいいとも気づきました。昨日の自分より一歩進んだ今日の自分を感じる幸せです。さらに最近は、この『気づき』に出会える事を幸せと感じています。例えば、悪い事をしようとすれば雨が降る、熱が出る…、ここに「正しく生きよ」との宇宙からの追い風を感じるのです。今の私は、幸せとは自分の内側から自然に引き出されて来るものと感じています。

 先月、隣の奥さんが救急車で運ばれていきました。以来、隣家の灯りは暗く沈んでいます。隣の不幸が我が家の幸せといった気分には全くなれません。

** 高校生のコトバ **************************

名言 : 祖母とは、金を預けなくても引き出せる銀行なり。 (S)

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Enrique

当方は家業や父の趣味半分の建築工事まで手伝いながら安い学費の国公立校に通いました。父は家を離れて私立大に通う兄の事は言わずに,「中卒で集団就職する人たちに比べお前は恵まれている」とばかり言いました。おかしな父親だと反発を感じたものでした。
by Enrique (2023-01-25 20:27) 

サボテン

Enrique様、
 まるで新約聖書の「放蕩息子のたとえ話」を読む思いで、読ませていただきました。あちらは地元を離れて遊び惚けた弟が後悔して戻って来た時、父親が兄に「迷い出た羊が見つかったと同じだから喜ぶべきだ」と諭したという話です。大変僭越ですが、どこか共通している気がします。書かれていた御父上の「比較に基づく幸福感」は、Enrique様同様私も肯首しかねますが、考えてみれば国公立大に進めるほどの明晰な頭脳を頂いた事は、幸せな事に違いありません。御父上は小さい頃からの御兄弟を見て、口には出さなくてもEnrique様には一目も二目も置かれていたのではないでしょうか。
 内情も知らずに書き記したこと、お詫び申し上げます。コメントありがとうございました。
by サボテン (2023-01-27 00:23) 

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