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1767. 体罰 [学校生活から]

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              スパルタ教育 (フリー画像より)

 先日のブログに載せた勤務校の剣道部ですが、8日に開かれた仙台市中学校剣道大会では、全校生の期待に応えて、女子の団体戦と個人戦の両方で優勝してきました。個人戦では2年生の双子の部員が決勝戦で戦うという椿事まで起きました。

 学校の中で、部員達は規律正しい生活を送っています。プライドが与える力を感じます。そんな彼女達を育てている顧問の先生は、決して体罰をしません。しなくても心を伝える術を身に着けているのです。

 昨日の朝日新聞に体罰についての記事がありました。大阪市で体罰を受けたバスケットボール部員が自殺して10年経つにもかかわらず、教職員が処分された体罰は20年度に485件ありました。スポーツ庁は表面化しない事例はまだあると見ています。

 学校スポーツは、「チャレンジする事」や「継続する事」、「フェアプレーの精神で仲間を尊重し、助け合う事」、「自分の責任を果たす事」を『体験』を通して身につけさせ、生徒の健全な育成を目指します。この目的に目をつぶり勝利のみを目指す指導は、いわば競走馬の調教に他なりません。うがった見方をすれば、それは指導者の功名心から来るエゴです。

 日体大では、部活動事故の遺族の話を聞く研修会を開いて教師を目指す学生に体罰の悲惨さを実感させています。子供の命は何よりも大切です。命を大切にしつつ、どんな子供にも成功体験の喜びを与えられるような大人になりたいものですね。

** 高校生のコトバ ***************************

川柳 :  テスト期間 机の上が 大災害  (あ)

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