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1742. 若者と民主主義 [地歴公民科]

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               選挙 (フリー画像より)

 イェール大学助教授の成田悠輔氏や2チャンネル創設者のひろゆき氏らが、「今の日本の民主主義は数の多い老人が絶対的に有利なため、若者はどうやっても自分達の声が政治に届かないと諦め、投票行動に出ない。」とAbemaTVなどで主張しています。確かに、その通りだと思います。

 どうすべきか?若い人に一人2票の投票権を与える、地域ごとに20代の地区、30代の地区と全国の選挙区を有権者の年代別に均等に割り振る、子供を有する人に子供の数だけ投票権を与える、国会議員に定年制を設ける等々、アイデアは色々出ていますが、決定打はありません。高校生の皆さんはどう考えますか?

 私は、有権者に定年制を設けてはどうかと考えます。今は多数派の老人に甘い公約を示せば当選しやすい構造です。そこで老人の数を減らす事で、候補者に若い世代に向けた公約を立てさせるのです。

 30年前、60代をヤングオールド、70代をミドルオールド、80歳以上をリアルオールドと呼んだ女性老健施設長がいました。彼女の理想社会は、若い世代がしっかり働き、ヤングオールドがリアルオールドの面倒を見、ミドルオールドが第二の人生を楽しむ社会です。面白いアイデアだなあと感じました。そこで私も彼女の考え方をお借りし、投票年齢を80歳までとしてみました。「社会的活動を退いた高齢老人には、政治的発言も若者にバトンタッチしてもらう。」この考え方、厳しいでしょうか。

** 高校生のコトバ **************************

川柳 : 悲しくて 涙を流して 強さ持つ (N.M.)

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tyuuri

 難しい問題ですが、私は,若い人が政党を作り、供託金をずっと少なくして、どんどん若い人が政界に出るようになればいいなと思います。
by tyuuri (2022-08-25 19:30) 

サボテン

yuuri様、
 とてもいいアイデアだと思います。ただ有権者数が絶対的に少ない若者達は、立候補しても当選できない事を肌で感じているので、立ち上がろうとすらしないのです。ガーシーこと東谷氏を当選させたエネルギーは、そんな若者の自暴自棄の選挙テロのような気がします。
 若者の層が厚い人口ピラミッドであれば、今の選挙制度でも十分機能するはずです。「どうしたら若者が増えるか」という問題は、「どうしたら若い人が子供を産みたくなる社会を作るか」という問題ですよね。その方法を考えるためには、若い人の意見が国会に反映される必要があります。こう考えると、30年程度の時限立法ででも定年制を導入して老人の優位性を抑えないと、「子育て楽しみ社会」は実現できそうにない気がするのです。でも本当に難しい問題ですね。
 コメントありがとうございます。
by サボテン (2022-08-25 22:31) 

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