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1737. カルトと選挙 [地歴公民科]

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       7人の閣僚と2人の官房副長官が関係者だった岸田新内閣

 岸田首相が内閣改造をしたら、世界平和統一家庭連合と関係のある閣僚等が7人から9人に増えました。首相は「閣僚に対して、それぞれ当該団体との関係を点検し見直すことを厳命し、それを了解した者のみを任命した」と言っていますが、これは「自己申告で『関係ない』と言った人を任命した」と言っているに過ぎません。なぜ第三者委員会を設置して調査しないのでしょうか。おそらく関係者が多すぎるためだと思います。

 私は、この問題は選挙制度の持つ弱点から来ていると感じています。立候補者は少しでも多くの票が欲しいのです。
「先生を応援します」
と来た人に、
「『身体検査』しない内は、応援されては困る」
と言えますか?明らかな反社会的勢力なら別ですが、そうでなければ
「よろしくお願いします」
となってしまいます。しかも今回の団体については警察も捜査を止められていたといいますし、ましてや時の首相のお墨付きとなれば大喜びです。

 選挙は民主主義の根幹をなす制度ですが、問題はカルト集団に簡単に染まる有権者の存在です。イエスは、ユダヤ教の律法に盲目的に従う人々に、
「律法に込められた神の真意を読み解け」
と戒めています。同様に、本物の宗教はどれも人々に
「理性でしっかり考えよ」
と説いています。天罰だ、祝福だと人格神を作り上げ、人々から金銭を吸い上げる宗教は詐欺集団です。この教育をしっかり学校で行う事が、健全な民主主義のためには絶対に必要と感じます。

** 高校絵製のコトバ **************************

名言 : 雨の日の部活 ある程度ぬれると みんなヤケクソ。  (S.A.)

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