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1732. 60年ぶりの散歩 [雑感・気づき]

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               大きく建て直していたお寺

 60年ぶりに、仙台市土樋から石名坂・弓ノ町・石垣町と一周4km程の一角を散歩してきました。見覚えのある古い家を見つけては小学生時代に戻ったような感傷に浸ったり、超モダンな建物に出会っては面喰らったりと、結構刺激的な1時間半でした。昔広い墓地を抱えていた古いお寺が、墓地をちんまりとまとめて広く駐車場をとった豪勢なお寺に変わっていたのには驚きましたが、掃除の行き届いた庭の心地良さは当時のままでした。

 ふと気づいたのが、新旧の家並みの不均衡でした。通りに面した家には新築の建物が多いのに、細い路地の奥には古い家がたくさん残っているのです。この辺りの土地割りは江戸時代のままなので奥まった所にも宅地があるのですが、そこの住民は戦後に制定された建築基準法によって家を新築できません。基準法には、「幅4m以上の道路に最低2m以上接していなければ家は建てられない」とあるからです。新築したい人は、通路の中央から2m以上下げた所に新たな境界線を設定し、下げた分の土地は放棄しなければなりません。そんな道路を「みなし道路」と言います。

 昔の権利が新しい法律によって制限されるのは不合理のようですが、憲法29条に「財産権の内容は、公共の福祉に適合するように法律でこれを定める」とあるので、やむを得ないのです。皆さんが将来宅地を購入する時には、しっかりとこの「4mと2m」を確認して下さい。

** 高校生のコトバ **************************

名言 : 高校生らしいというのは、どこからどこまでなのか。 (M.N.)

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